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2018年4月

SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット-4

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

 

 

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▲SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット

 

SUBARU LEVORG/レヴォーグ VM4/VMG  のリアbrembo ツインキャリパーキットが完成しました。

 

350φ 純正電動パーキングブレーキ車対応 専用ブレーキライン付属で、メインキャリパーをbrembo 2Potに変更し、純正キャリパーを パーキングブレーキとして使用します。

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▲Biot では様々な製品を企画設計

 

車検対応です。

 

今回の車両は、フロントにGDB 純正キャリパーを装着していましたので、Biot オフセットキット 345φを装着しました。

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▲Biot フロントオフセットキット

 

 

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▲Biot リアツインキャリパーキット装着車 VM4

 

詳しくは、リア brembo 2Pot キャリパーキット 350φをご覧ください。

SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット-3

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

 

 

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▲SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット

 

SUBARU LEVORG/レヴォーグの電動パーキングブレーキ車用の、リアbrembo 2Pot ツインキャリパーキットの開発過程です。

 

brembo製2Pot キャリパー、パーキングブレーキ用の純正キャリパーを加工製作した部品とともに装着し、ローターとのクリアランス、調整方法の良否を確認します。

 

ブレーキラインも純正装着が可能か、専用品を付属するかを確認します。

 

ブレーキラインは、長さとジョイントの形状が違うものを設定し、専用品を付属させるようになりました。 一部、部品に追加加工をして、再度確認作業を行います。

 

パーキングブレーキ用の純正キャリパーは、パッド厚によって位置もアーム等に干渉し装着不可な場合があるため、新品状態のパッドから摩耗した状態のパッドまでを装着した場合を想定して、図面の他に画像データーと製品の企画進行書に細かく記入しておきます。

 

 

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▲SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット

 

その画像データーと企画進行書を元に装着時のイラストを書き取付説明書を製作して、販売時には全商品付属させています。

 

SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット開発開始SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット-2もご覧ください。

タイヤホイールからのカチカチ音...

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

 

走行中に、気が付いたら「カチカチ…」となった事はありませんか?

色々な音の種類もあるでしょうから、今回のお話が当てはまるかはわかりませんが、参考になればと思います。

 

走行中、特にハンドルを切って曲がろうとする外側のタイヤホイール辺りから、「カチカチ…」としている感じの時、ブレーキを交換した後でしたら、ブレーキから音がしている?と思いがちです。

 

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▲アルファード 後期 Biot brembo 6Pot -R

 

 

もちろんブレーキは十分に点検する必要はあり、ブレーキに問題が無いとなった場合の話です。

 

ホイールのハブ取付面とローターのホイール取付面に、ホコリが固まったものや錆等が、ホイールを脱着したことで、つぶされている感じになっている場合があります。

 

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ホイールのハブ取付面も傷がついて面が平らではない場合もあります。

 

ホイールのハブ取付面は、オイルストーン等で面を修正し、ブレーキはきれいに洗浄します。

 

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▲Biot brembo 6Pot-R 380φ ドリルドVer.2

 

 

これでタイヤホイールを装着して走行してみると、嘘のように音は消えています。

 

原因は一言では言い切れませんが、いくつか思いつく事を書いてみます。

・タイヤ交換をした。

・外して保管していた別のタイヤホイールに付け替えた。

・サスペンション等の交換や調整でタイヤホイールを脱着した。

 

上記の様な条件で、大径のディスクローターと軽量のアルミホイールを装着している車両の場合に、ホイールの脱着後しばらく走行してから起こりやすい感じです。

 

対策は、脱着毎にホイールとローターの組付け面を清掃(洗浄)して装着する様にする事が一番です。

工作機械メンテナンス 研磨機

今週は月曜日から水曜日まで、ディスクローター用の研磨機のメンテナンスを行っていました。

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▲Biot では高精度のディスクローターを製造しています

 

機械メーカーの技術者を呼んで、不具合のある部品を交換しました。

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交換後に機械の水平を取り直し、マグネットチャックを研磨して終了です。

 

ディスクローターの加工専用機のため、マグネットチャック(研磨の際 ローターを乗せるテーブル)は平面より1~2/100㎜傾斜を付けて仕上げました。

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メンテナンス作業終了後の、試し加工では、従来の約半分で同程度の精度が出るようになりました。

 

 

車と同じで、大きく分解してメンテナンスを行うと、時間もかかりますが、技術者ともやり取りし、どうやって機械が作られているか等、日頃気にしていない部分も見る事が出き、音も軽くなり、まったく別次元になっています。

Biot フロントブレーキオフセットキット R35 GTR

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▲Biot フロントブレーキオフセットキット R35 GTR

 

ブレーキオフセットキット、R35フロント用のご紹介です。

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純正で、MC前は380㎜、MC後は390㎜のローターが装着されています。

純正で、R35 GTRは、brembo製の6Pot 6Potキャリパー、パッド、ローターが標準で装着されています。

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MC前、MC後で付属部品は異なりますが、Biot 製の400㎜のディスクローターに交換できるキットです。

 

ローター素材は、Biot 製のFC-Rです。

標準仕様はスリットローターです。

 

12ホール、12本スリットで強度、効率等も十分に考慮された設計です。

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キャリパーを移動するオフセットステー、専用ボルトが付属しています。

ボルトも特殊サイズです。

R35専用の検品シートでサイズの確認画像を撮影します。

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各構成部品も、都度計量を行っています。

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ディスクローターは、組み立てして三次元測定機で精密測定を行います。

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硬質アルマイト仕様のご注文も多くあります。

 

詳しくは、フロント ブレーキオフセットキット GT-R R35 MC前フロント ブレーキオフセットキット GT-R R35 MC後をご覧ください。

BMW F80/F82 M3/M4 純正交換 リア3ピースブレーキローター

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▲BMW F80/F82 M3/M4 純正交換 リア3ピースブレーキローター

 

BMW F80/F82 M3/M4 純正交換 リア3ピースブレーキローターの装着です。

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リアにもこのM3/M4から、純正でbrembo 2Potキャリパーが標準装着されています。

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リアはローター外径は370φですが、純正の厚みが24㎜で、通常370φで設定されている当社製品は厚みが30~36㎜で適合するローター素材がありませんでした。

 

ローターには、中央にエアーギャップと言って、フィン形状の空間が設けられています。

エアーギャップの幅も何種類もあり、外径と共にローター素材を製作しています。

 

エアーギャップが広すぎて、パッド当たり面の厚さが薄くなると、放熱が良いように思われがちですが、放熱しきる前にローターが耐えられなくなり、一気に熱限界を超えてしまいます。

エアーギャップが広いということは、軽量でもあることですが、使用状況を考慮したバランスでそれぞれのディスクローターは設定されています。 軽い事は重要な要素ですが、安心して使える事も同じく重要な事です。

 

今回は、専用素材を新規に製作して、このBMW M3/M4のリア3ピースローターを設定しました。

 

標準スリット仕様と、ドリルドVer.ZERO の設定があります。

 

詳しくは、純正交換 Dナット 3ピースローター リア BMW F80/82 M3/M4をご覧ください。

 

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BMW F80/F82 M3/M4 純正交換 フロント2ピースブレーキローター

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▲BMW F80/F82 M3/M4 純正交換 フロント2ピースブレーキローター

 

BMW F80/F82 M3/M4 純正交換 フロント2ピースブレーキローターの装着です。

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このM3/M4から、純正でbremboキャリパーが標準装着されています。

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フロント4Pot 380φ、リア2Pot 370φでローター径も大きなもので設定されています。

 

外径は従来品にもあるサイズですが、パッド当たり面が大きく、ベルハウジング取付け部(ベルハウジング外径)が小さくしないと設定できないサイズです。

 

標準スリット仕様と、ドリルドVer.ZERO の設定があります。

 

詳しくは、純正交換 gout 2ピースローター フロント BMW F80/82 M3/M4をご覧ください。

 

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ディスクローターの加工-2

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▲Biot ディスクローター

 

 

ディスクローターの加工過程です。

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いくつもあるローター素材の中から、製作に必要な素材をそれぞれ用意します。

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素材を、旋盤加工します。

裏面→表面の順にそれぞれ専用のNC旋盤で切削します。

切削したら、種別が判るようマジックで表記を書き込みます。

矢印はローターの回転方向で、左右対称になるよう切削で削り分けます。

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旋盤加工後は、マシニングセンターで穴明け、スリット(ドリルド加工)を行います。

ここでも回転方向とスリットの向きは重要です。

特注品の指定された仕様等も、都度加工します。

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スリット加工までが完了したら、面研磨を行います。

 

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研磨加工後は、単体バランスを計測し、必要に応じ専用のバランスウエイトを装着して高速走行時の振れ対策を行います。

 

研磨後のローターは、全品、三次元測定機で計測し、単品精度が合格した物だけが、完成品として在庫倉庫へ運び込みます。

検査不合格でも10/1000の不具合のため、再研磨を行って合格するまで再加工、再検査を行います。

 

ディスクローターの加工‐1もご覧ください。

TOYOTA MarkX 133 G's リアオフセットキット-2

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▲TOYOTA MarkX 133 G's リアオフセットキット

 

TOYOTA MarkX 133 G's リアオフセットキットの装着です。

 

純正310φを350φにできるキットです。

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インナーシュータイプですので、ローターはベルハウジングとローター、インナードラムで3ピースになっています。

フロントは356φの対向4Pot キャリパーが装着されているため、ブレーキバランスがフロント寄りになっており、ちょっと乗りにくい感じでしたが、リアオフセットキットを装着すると、バランスと操作性が良くなり、ブレーキを強く踏める感じになりました。

 

TOYOTA MarkX 133 G's リアオフセットキット-1もご覧ください。

TOYOTA MarkX 133 G's ブレーキセット

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▲TOYOTA MarkX 133 G's ブレーキセット

 

TOYOTA MarkX 133 G's に、フロントgout純正交換2ピースローター、リアオフセットキットの組み合わせで装着しました。

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フロントは356φの対向4Pot キャリパーで、純正交換2ピースローターですのでサイズは変更なしで、軽量化と冷却等の性能向上、リアは大径化による制動トルクも向上し、ブレーキバランスと操作性が良くなり、ブレーキを強く踏める感じになりました。

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リアオフセットキットは、数日中にアップしますので、しばらくお待ちください。 フロントは、gout純正交換2ピースローターをご覧ください。

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