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特注製作に関する記事一覧

BMW E46 ALPINA B3 ブレーキ Biot brembo 装着

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

 

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▲BMW E46 ALPINA B3 ブレーキ Biot brembo

 

BMW E46 ALPINA のブレーキ交換です。

E46 320Îに装着していたブレーキキットを移植しました。

 

リアのインナーシューのサイズが違っていたため、インナードラムを製作しました。

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▲Biot インナードラム

 

 

合わせて、再研磨して再度組み直しして装着です。

組付け後は、三次元測定機で測定しましたが、再研磨したため、制度は新品時と同等です。

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▲Biot では三次元測定機で全品精密検査

 

フロントは、F50 355φ、純正は325φからのサイズアップです。

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リアは、Lotus 342φ、純正は320φでした。

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インナーシューが大きくなっているため、320Î用のリアLotus 342φは、装着時に少し加工とシューの脱着が必要でした。

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詳しくは、Biot euro フロント Brembo 4Pot F50 キャリパーキット 355φをご覧ください。

特注ブレーキローター製作-3

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▲特注ブレーキローター

 

今回の特注製作のディスクローターは、外径260㎜の純正交換タイプです。

純正交換タイプですが製品ラインナップには無いサイズで、車両を持ち込んでいただくことができなかったため、お客さんの協力を得て部品をお借りして一部車両側の確認をしてもらい、設計を行いました。

純正ローターとパッドをお借りしたため、簡単な図面にします。

各部寸法に合わせて純正重量も計測します。

この図面と車両側の確認した内容から、自社規格部品を合わせていき、汎用部品や既存部品がどの程度使用できるかを検討します。

そこから、各部品を設計または一部加工する図面を作成し、製作にはいります。

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今回は、ローターは外径のリサイズ、ベルハウジングは既存品を一部加工して対応しました。

ベルハウジングの最大外径と純正ハブ外径に制約があったため、ローター組立ボルト(Ðナット)を特殊なものを使用しました。

Ðナットの特殊なものといっても、製作部品ではなく当社だけの規格です。

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このような過程で、部品が一つづつ完成していきます。 出来上がった部品は、全て三次元測定機で単品検査を行い、今後の商品開発のため重量計測も行い、資料を製作します。

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この資料は販売履歴と共に保存され、図面等のデーターは車種やサイズで検索できる様にしておきます。

次回、消耗部品の購入や、事故等での追加製作などへも容易に対応するためです。

 

お客さんからの注文のベルハウジングカラーやドリルドなどのオプションメニューを行います。

今回はベルハウジングカラーは標準仕様のパープル、スリットなしのご注文でした。

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出来上がった各部品は、組付けして、各部を再計測し、三次元測定機で精度検査を行えば完成です。

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世の中には無いパーツ、Biot では一つづつですが、ゼロから作り出しています。

特注ブレーキローター製作-2

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▲特注ブレーキローター

 

お客さんから、現品を預かり、計測して製作したものの完成品です。

ディスクローター、ベルハウジング、インナードラムで構成される3ピースローターになります。

今回の物は、ディスクローター部は、当社規格品で通常在庫があるものを使用しています。 新規製作したものは、ベルハウジング部のみです。 インナードラムは、当社規格品をリサイズして使用しています。 なるべく新規製作品を少なくして、製作時のコストを下げるよう、できる限りの情報をいただき、設計時に考慮します。

 

ディスクローターは、数学百種ある当社規格品をできる限り使用するように設定しますが、外径、厚さ等、合わない場合も多々ありますので、インナードラム同様当社規格品をリサイズするのを基本に設定します。

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長く使用していく間に、ディスクローターが消耗した場合に、また特注製作とならない様、出来る限り当社規格品を使用できる様に考慮しています。 出来上がった各部品は、組付けして、各部を再計測し、三次元測定機で精度検査を行えば完成です。

 

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特注ブレーキローター 製作!-1もご覧ください。

特注ブレーキローター 製作!-1

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▲特注ブレーキローター

特注ブレーキローター 製作は、今使っている物を新しくしたい、軽量のものにしたい、しっかりとしたものにしたい等、色々なご希望を形に変える事ができる仕事です。メーカーが不明、メーカーが無くなっている、何かの流用品、サイズが違っている等様々です

特注ブレーキローターの製作で、お客さんからブレーキローターの現品を預かる場合です。

宅配便で、ブレーキローターとブレーキパッドを送っていただきます。

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開封して各部を撮影、計測します。重量も計測します。

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専用の用紙に、必要最低限の計測事項を記入します。

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画像と記入した数値、現品の再計測等を行いながら、ブレーキローターの現品の図面を書きます。 各部の干渉を考慮して、自社部品の数値を当て込んでいき、なるべく製作物が少ない様、ディスクローター(パッドと当たる部分)は次回購入される際に、Biotの通常製品(在庫部品)をご使用いただける様、何度か熟考します。

ベルハウジングの外径、取付部の形状が決まったら、最小限の製作部品を設計します。 初めに書いたブレーキローターの現品の図面と、最小限の製作部品を設計した物に通常製品(在庫部品)等を組み合わせた図面を製作し、CAD上で製品を確認します。

計測作業とリバースエンジニアリング作業で、試作部品は不要です。

そこから先は、製作部品の内容と量で製作時間は異なりますが、1~3週間程度でできあがります。

お客さんから預かったブレーキローターの現品は、当日~翌日くらいのスケジュールで、一度返却します。

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後は、製作部品が届くのをお待ちいただくだけです。

 

続きは、特注ブレーキローター製作-2をご覧ください。

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