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2018年3月

取付後の点検作業 bremboキャリパー アルファード リア 2Pot キャリパー

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▲アルファード リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot

 

先日、商品開発車で装着した、アルファード 30系の装着後点検作業です。

 

取付ボルト、ブレーキライン等の締め付け確認と各部の漏れ点検を行いました。

 

ブレーキオイルのエア抜き作業を行いました。

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エア抜きですのでブレーキオイル交換とは違い、キャリパー部のオイル内のエアーがたまっているかの確認程度です。

ごく少量ですが、エアーが出てくる場合があります。

キャリパー内は装着時にいくらエア抜き作業を行っても、ピストンの周りや配管の繋ぎ目などに小さな気泡が溜まりやすく、一度で全てが抜けるとは限りません。

 

ですので、装着後、慣らし運転を兼ねて100~200㎞程一般走行を行った後、このエア抜き作業を行うと、ごく少量のエアーが出てペダルタッチが本来の状態へと戻ります。

 

エア抜き作業を行った後は、水でオイルを流し、ブリードボルト(エア抜きのバルブ部)のねじ部に残ったブレーキオイルをエアーでできる限り除去しておくと、塗装の縮れ等が発生しません。

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タイヤの締め付けを確認して終了です。

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Biot で装着作業をされる場合は、慣らし後(1~2週間後)にご来店いただきますが、装着後点検作業を行っています。

 

大半は、初めてブレーキを交換されるお客さんで、色々質問や気になる事を、何度か車両をお預かりする時やこの点検作業の中で説明して理解してもらう事も、販売や装着作業を行う事として取り組んでいます。

Benz W221 S63 純正交換 ブレーキローター

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▲Benz W221 S63 純正交換 ブレーキローター

 

W221 S63 の純正交換 ブレーキローターです。

 

フロントは純正で片押しキャリパーですが4パッドの大きなキャリパーで、ローターサイズも390φになっています。

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リアはインナーシュータイプで、365φです。

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これまでは、簡単には設定できなかった輸入車用の純正交換 ブレーキローターですが、ディスクローターの内製化によって一つづつ、製品化を行っています。

 

初回の製作時は製作部品の装着確認を行い、現状では各販売店様への商品発送も行っています。

 

軽量化にもなり、低ダストパッドでも十分な制動力を発揮します。

フロントローターは特に、約15%の軽量化になり操縦性も向上します。

 

 

今回は、ドリルド仕様、硬質アルマイト仕上げの前後セットです。

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組み上げたローターは、いつもと同じように三次元測定機で平面度、平行度を最終検査して発送しています。

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この三次元測定機での最終検査によって、装着時や使用時の不具合は皆無です。

 

詳しくは、純正交換 gout 2ピースローター フロント S63 AMG W221純正交換 Dナット 3ピースローター リア S63 AMG W221をご覧ください。

 

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SUZUKI スイフトスポーツ/SWIFT ZC32S オフセットキット

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▲SUZUKI スイフト/SWIFT ZC32S オフセットキット

 

SUZUKI スイフトスポーツ/SWIFT ZC32S のオフセットキットです。

フロント272φ→330φ 

リア258φ→330φ を装着しました。

 

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制動トルクの計算値は、フロントは約25%、リアは約30% の向上となり、この数値はかなり大きなものとなっています。

 

10%を超えると、ドライバーは大きく性能向上を感じることができます。

 

オフセットキットを前後で良く購入される車両には、S2000等もありますが、制動トルクが大きく向上する車種です。

 

キャリパー交換とは異なり、ローター径を拡大するだけですので、純正キャリパーのままの数値です。

 

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これにパッドを交換しますので、さらに効きは向上します。

 

詳しくはフロントブレーキオフセットキットリアブレーキオフセットキットをご覧ください。

SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット-2

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▲SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット

 

商品開発車で製作しているSUBARU LEVORG/レヴォーグで、計測、設計が終わりました。

 

位置出しをして、試作部品で仮合わせを行いました。

 

 

仕様は350φ brembo製2Potキャリパー仕様です。

純正ローターは、300φですので、50㎜の大径化にもなっています。

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▲SUBARU LEVORG/レヴォーグ 純正リアブレーキ

 

純正キャリパーは、パーキングブレーキ用のみとして使用します。

 

専用ブラケットで、位置出しした所に移設します。 純正のキャリパーをそのまま使用することで、CANシステムにも対応し、作動方式の変更が無い事で車検対応となっています。

 

やはり、データー取りや各部品の設計を行っていく中で、純正の機構や整備上の注意点を一つでも多く拾い出し、製品化へと作業を行います。

 

製品部品の出来上がり後、装着確認を行いますので、後日またご紹介させていただきます。

取付後の点検作業 純正交換ブレーキライン

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▲アルファード/ヴェルファイア 30系 純正交換ブレーキライン

 

先日、純正ホイール対応ブレーキとして装着した、ヴェルファイア 30系の装着後点検作業です。

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取付ボルト、ブレーキライン等の締め付け確認と各部の漏れ点検を行い、ブレーキオイルのエア抜き作業を行いました。

 

エア抜きですのでブレーキオイル交換とは違い、キャリパー部のオイル内のエアーがたまっているかの確認程度です。

ごく少量ですが、エアーが出てくる場合があります。

 

キャリパー内は装着時にいくらエア抜き作業を行っても、ピストンの周りや配管の繋ぎ目などに小さな気泡が溜まりやすく、一度で全てが抜けるとは限りません。

ですので、装着後、慣らし運転を兼ねて100~200㎞程一般走行を行った後、このエア抜き作業を行うと、ごく少量のエアーが出てペダルタッチが本来の状態へと戻ります。

 

エア抜き作業が終わったら、各部を洗浄して、再度漏れ点を行います。

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タイヤの締め付けを確認して終了です。

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Biot で装着作業をされる場合は、慣らし後(1~2週間後)にご来店いただきますが、装着後点検作業を行っています。

 

より確実に安心してブレーキキットをご使用いただくためにです。

新しい物を創る時...3

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▲別タンク仕様サスペンション

 

また、新しい物を創るときの事の続き…。

 

新しい物、既に世の中に出ている物でも、時々自社で取り組んでみる事もあります。

その性能や特性等、外観からでは解らない物、自社の製品作りの中で作り出せる物。

 

自分の課題として、取り組んでみたりします。

 

既存の物をばらして同じように作ってみるのでは、やってみる意味がありません。

自分の頭の中から出てきた形状、特性を実際の形にすることです。

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いつもと同じように、イメージを膨らませるため、メモに色んな絵を書きます。

機能を理解して自分で作りださないと自分に意味がないため、機能パーツの場合は、図面の前に細かな部分までとことん絵を書いています。

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イメージが膨らんだら、一つづつ、地味な作業ですが部品の図面を書いていきます。

書いた部品図面をさらに重ね合わせ、完成品の構成図面も書きます。

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機能部品は、ここからが難しくなります。

テスターや計測機器で実際の特性がイメージしていたかどうかを検証し、数値で結果が拾えるまで、何度も仕様変更を繰り返します。

その後は実走行でのテストですが、大半はここまでの過程でやった試行錯誤が実り、その後の製品化へのいくつかの課題が発生しても、大した苦にはなりません。

また、お客さんへの説明も自分で考えた事は、簡単にわかりやすく話すことができるようになります。 

 

簡単ではありませんが、難しい物ほど出来上がった時の達成感は大きくなります。

 

実際は気持ちが折れそうになる事もしばしば…です。

アルファード/ヴェルファイア 30系 純正ホイール対応ブレーキ

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▲アルファード/ヴェルファイア 30系

 

純正18インチ車の装着できるブレーキキットのご紹介です。

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フロントは、純正296φ→330φに大径化するフロントオフセットキットです。

装着外径が、354φ→392φになります。

 

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リアは、純正交換の2ピースローターで、301φです。

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今回は、Biot 低ダストパッド envieと、純正交換ブレーキラインを同時に交換しました。

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純正交換タイプのブレーキラインはリアが特殊な形状で、普通に製作して装着したのでは、サスペンションのストローク時に緩んでしまうため、対策部品を製作して商品化しています。

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安易に、製作部品を装着するのは危険です。

 

キャリパーは純正のままですが、その他はフルに交換しました。

 

コストもある程度抑え効きも十分になり、純正ホイールをそのまま使用でき、お客さんからの要望を全てクリアしています。

 

アルファード/ヴェルファイア 30系は、ブレーキパーツの設定は、これまでの車種に比べると困難で時間と熟考が必要です。

純正を理解して、より良く安全にご使用いただくため、日々取り組んでいます。

 

 

フロントブレーキオフセットキットはこちらをこちらをご覧ください。

リアgoutタイプ純正交換2ピースローターはこちらをご覧ください。

純正交換ブレーキライン アルファード 30系はこちらをご覧ください。

リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot アルファード/ヴェルファイア 30系 後期-2

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▲リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot アルファード/ヴェルファイア 30系

 

装着と確認作業が終わり、アルファード/ヴェルファイア 30系 リア ツイン キャリパーキット が完成しました。

4Pot の355φのキットをすでに設定していたため、多少共通部品があり、アテンザに比べると今回の作業は、スムーズに進行しました。

やはり、bremboキャリパーを除くと、全て自社設計、自社開発品で構成していますので、4Pot キャリパーキットと異なるパーツは全て製作しました。

製作部品は、内製加工でできるものばかりでしたので、仕様が決まってからは、10日間位です。

このキットも、まだ世の中には無い、凄く特殊な製品です。

 

ご注文いただいていたドリルド加工にディスクローターを交換して装着完了です。

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キャリパーカラーは、ホイールに合わせてシャンパンゴールドになっています。

純正の片押しキャリパーは、パーキングブレーキ用として使用し、brembo製の2Pot キャリパーをメインで使用します。

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製品には、詳しいイラストが付いた取付説明書が付属します。

今、スタッフが製作しています。作業手順を追って作っていますので、読みながら作業ができます。

アルファード/ヴェルファイア 30系は、純正キャリパーのカプラーを安易に外すと、CANシステムのエラーが発生しますので、取扱説明書にエラーが発生しないよう手順を詳しく書いています。

 

車両を貸していただいたお客さんにも、30後期のアルファードを納車後数日で預けていただき、出来上がりも喜んでもらって、本当に感謝しています。

サスペンションの構造-1

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▲Biot サスペンションキット trios

 

サスペンションは色々な部品で構成されています。

大きく分けると、ショック、スプリング、アッパーマウント、ロアボトムとなります。

ショックアブソーバーと呼ばれる部分で、シリンダー、シャフト、オイル、ピストン、封入ガス等で構成されています。

ストロークすることで、減衰力を発生します。

 

ショックアブソーバーは、サスペンションの中で、伸縮する際のスピードを決めています。

『固くする』と言っているのは、実際は動くスピードを”遅くする”事になっています。

 

 

スプリングは計りのようなもので、スプリングにかかる重量の分縮みます。

スプリングは、サスペンションの中で、伸縮する際の量(縮む量)を決めています。

コーナーを曲がると車は傾き、静止状態でかかっていた重量の1.5倍程度の重量がかかり、縮む量も単純に1.5倍縮みます。

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スプリングの巻き方や線径等の形状で、重量と比例して縮まないものもあります。

『固くする』と言っているのは、実際は動く量を少なくし”動きを減らす”事になっています。

適度に固くすると、車の動きが少なくなり、安定感が増えた感じになっていきます。

 

アッパーマウントとロアボトムは、サスペンションの上下で車両に固定するためのパーツです。 

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純正の取り付け部に固定するため、必然的に取付け方法は純正同様です。 各メーカー、許される範囲で、素材、調整機能等を付加した物を設定しています。

SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット開発開始

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▲SUBARU LEVORG/レヴォーグ

 

UBARU LEVORG/レヴォーグが入庫しました。 」

 

ホイールは、WORK製に変更されています。

 

オフセットキットキットは設定されていますので、今回は電動パーキングブレーキを生かした、ツインキャリパーキットを検討します。

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電動パーキングブレーキで、お客さんからの声も多くいただいていますので、製品化に向けてやっていきます。

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