商品開発に関する記事一覧
商品開発 NISSAN エクストレイル TNT31
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲BiotではNISSAN エクストレイル TNT31のブレーキパーツを製作
NISSAN エクストレイルのブレーキパーツを製作します。
ブレーキ周りを分解して、画像データーを作成し、必要な寸法、コメントを書き込みます。
ローター、キャリパー、ナックル他、必要個所を図面化します。
この作業はリバースエンジニアリングと言われており、ちょっと困難ですが、出来上がると車両が無くてもリサイズなどが簡単に行えます。
Biot では、併設された認証工場で、常時、各部品の取り付け、特注品の製作を行っています。
Biot 3ピースローターについて
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲Biot 3ピースローター
Biot では、リアのインナーシュータイプのパーキングブレーキ車用に、3ピースローターを販売しています。
▲Biot 3ピースローター
パーキングブレーキは通常リアブレーキについていますので、リアローターが3ピースローターになります。
▲Biotでは純正パーキングブレーキに対応
パーキングブレーキは、ほかにも片押しキャリパーがパーキングブレーキを兼用しているタイプもあります。
▲Biotでは片押しキャリパーにも数多くの製品を設定
こちらは、Biot では2ピースローターで対応しています。
また次回に詳しくお伝えします。
ディスクローターとベルハウジングで2ピース、それにインナーシュー用のインナードラムを追加して3ピースローターとなります。
表から見れば、2ピースローターと変わりません。
▲Biot 3ピースローター
組付けボルトはÐナットタイプになっています。
▲Biot Ðナットタイプ
インナーシュー部分に水の侵入を防ぐ意味があります。
裏から見ると、インナードラムが追加されていて、3ピースローターとわかります。
▲Biot 3ピースローター
組付けボルトはインナードラム側から取付します。
▲Biot インナードラム
純正のパーキングブレーキをそのまま使用できるため、車検にもそのまま通ります。
最近問題となった車検時の総重量の10%の増加については、同じ径では基本的に重量は増加しません。
大径化してもローターは純正比~15%程度、キャリパー交換しても、アルミ製キャリパーで軽量になりますので、車重が1.5ton~の10%には、ブレーキでは到底届きません。
このようにBiot では、商品開発を通して、車検や純正機能を十分に調べ、長く使っていただける様に考えています。
Biot では、併設された認証工場で、常時、各部品の取り付け、特注品の製作を行っています。
Biot サスペンションキット trois スカイライン HV37
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲Biot サスペンションキット trois スカイライン HV37
V37のサスペンションキットについてです。
フロントはWウイッシュボーン、リアはマルチリンクで、Z33以降、FUGA等にも採用されているシステムです。
リアは、R35と同じくコイルオーバータイプで、形状はシンプルに車高調整式サスペンションです。
純正は調整機能がないため問題になりませんが、リアのアッパーマウントの取り付け部の上にシートベルトの部品が付いています。
この部品のおかげで、普通にケーブルを装着して、クリック部をリアのボードの上に出すことができません。
▲Biot サスペンションキット リア取り付け部
リアは、偏芯したアッパーマウントを製作し、ケーブル装着に対応しました。
▲Biot では各種サスペンションパーツを製作
詳しくは、Biot サスペンションキット trois スカイライン HV37をご覧ください。
スカイライン HV37 bremboキャリパー 装着
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲スカイライン HV37 bremboキャリパー 装着
スカイライン V37 のbremboキャリパーキットの装着です。
純正は フロント355φ NISSAN 4Potキャリパーです。
リア350φ NISSAN 2Potキャリパーです。
この仕様は、純正では最大サイズですが、効きを重視してドレスアップも考慮して、フロント brembo 6Potとリア brembo 4Pot /F360に交換しました。
▲Biot brembo 6Pot-R ∔ 4Pot /F360 キャリパー
BBSの軽量ホイールも装着して、色もまとまっていてお洒落に仕上がっています。
▲Biot brembo キャリパーキット ∔ BBS
詳しくは、Brembo 6Pot Type-R 380φ、REAR Brembo Modena 355φをご覧ください。
Biot bremboキャリパー用 鳴き止めプレート
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。
▲Biot bremboキャリパー用 鳴き止めプレート
Biot では、bremboキャリパー用に何種類かの鳴き止めプレートを製作しています。
自動車メーカーの純正部品以外では販売されていない?と思います。
Biot 製のローターと、低ダストパッド/envieの組み合わせでは、殆ど鳴きは発生しませんので、必要ないと思います。
Biot 製のカーボンメタルパッド/effetを使用すると、少し鳴きが発生します。
他社メーカー等で高温用のパッドの場合も、少し鳴きが発生すると思います。
鳴きと言っても、Biot 製のローターに交換していると少しですので、気にならない方は必要ありませんが、『こんなパーツもあるんだ!』と何となく思っていてもらえればと思います。
他には無いパーツ、少しづつですが、考え付いたら作り続けています。
▲Biot ではbremboキャリパー用鳴き止めプレートを販売
詳しくは、鳴き止めプレートをご覧ください。
TOYOTA MarkX 133 G's リアオフセットキット-1
▲TOYOTA MarkX 133 G's リアブレーキ
最終型のマークX/GRS133は、リアブレーキキャリパーの固定ボルトがM10 →M12に変更されています。
キャリパーキット、オフセットキット共に、Biot製の既存の製品も装着できず未設定のままでした。
今回は、お客さんから車両を借りてデーター取りを行っています。
各部を撮影し、計測を行いながらコメントと共に画像資料を作成します。
純正を知る大事な作業です。
画像資料と現品を元に図面を書き、純正キャリパー、ナックル等をCADデーターにします。
純正がCADデーターに出来たら、あとは設計して部品の製作を行い、出来上がり後に装着という流れです。
フロントは純正交換2ピースローター356φ、リアはオフセットキット350φの装着予定です。
SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット-2
▲SUBARU LEVORG/レヴォーグ リアツインキャリパーキット
商品開発車で製作しているSUBARU LEVORG/レヴォーグで、計測、設計が終わりました。
位置出しをして、試作部品で仮合わせを行いました。
仕様は350φ brembo製2Potキャリパー仕様です。
純正ローターは、300φですので、50㎜の大径化にもなっています。
▲SUBARU LEVORG/レヴォーグ 純正リアブレーキ
純正キャリパーは、パーキングブレーキ用のみとして使用します。
専用ブラケットで、位置出しした所に移設します。 純正のキャリパーをそのまま使用することで、CANシステムにも対応し、作動方式の変更が無い事で車検対応となっています。
やはり、データー取りや各部品の設計を行っていく中で、純正の機構や整備上の注意点を一つでも多く拾い出し、製品化へと作業を行います。
製品部品の出来上がり後、装着確認を行いますので、後日またご紹介させていただきます。
新しい物を創る時...3
▲別タンク仕様サスペンション
また、新しい物を創るときの事の続き…。
新しい物、既に世の中に出ている物でも、時々自社で取り組んでみる事もあります。
その性能や特性等、外観からでは解らない物、自社の製品作りの中で作り出せる物。
自分の課題として、取り組んでみたりします。
既存の物をばらして同じように作ってみるのでは、やってみる意味がありません。
自分の頭の中から出てきた形状、特性を実際の形にすることです。
いつもと同じように、イメージを膨らませるため、メモに色んな絵を書きます。
機能を理解して自分で作りださないと自分に意味がないため、機能パーツの場合は、図面の前に細かな部分までとことん絵を書いています。
イメージが膨らんだら、一つづつ、地味な作業ですが部品の図面を書いていきます。
書いた部品図面をさらに重ね合わせ、完成品の構成図面も書きます。
機能部品は、ここからが難しくなります。
テスターや計測機器で実際の特性がイメージしていたかどうかを検証し、数値で結果が拾えるまで、何度も仕様変更を繰り返します。
その後は実走行でのテストですが、大半はここまでの過程でやった試行錯誤が実り、その後の製品化へのいくつかの課題が発生しても、大した苦にはなりません。
また、お客さんへの説明も自分で考えた事は、簡単にわかりやすく話すことができるようになります。
簡単ではありませんが、難しい物ほど出来上がった時の達成感は大きくなります。
実際は気持ちが折れそうになる事もしばしば…です。
リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot アルファード/ヴェルファイア 30系 後期-2
▲リア ツイン キャリパーキット brembo 2Pot アルファード/ヴェルファイア 30系
装着と確認作業が終わり、アルファード/ヴェルファイア 30系 リア ツイン キャリパーキット が完成しました。
4Pot の355φのキットをすでに設定していたため、多少共通部品があり、アテンザに比べると今回の作業は、スムーズに進行しました。
やはり、bremboキャリパーを除くと、全て自社設計、自社開発品で構成していますので、4Pot キャリパーキットと異なるパーツは全て製作しました。
製作部品は、内製加工でできるものばかりでしたので、仕様が決まってからは、10日間位です。
このキットも、まだ世の中には無い、凄く特殊な製品です。
ご注文いただいていたドリルド加工にディスクローターを交換して装着完了です。
キャリパーカラーは、ホイールに合わせてシャンパンゴールドになっています。
純正の片押しキャリパーは、パーキングブレーキ用として使用し、brembo製の2Pot キャリパーをメインで使用します。
製品には、詳しいイラストが付いた取付説明書が付属します。
今、スタッフが製作しています。作業手順を追って作っていますので、読みながら作業ができます。
アルファード/ヴェルファイア 30系は、純正キャリパーのカプラーを安易に外すと、CANシステムのエラーが発生しますので、取扱説明書にエラーが発生しないよう手順を詳しく書いています。
車両を貸していただいたお客さんにも、30後期のアルファードを納車後数日で預けていただき、出来上がりも喜んでもらって、本当に感謝しています。